はじめに
以前、「雪印メグミルク 1才からのチーズ」についての記事を書きました。
この「雪印メグミルク 1才からのチーズ」には「鉄分」と「カルシウム」の2種類があります。
最近まで「カルシウム」のタイプがあるのを知りませんでした。
見た目
ということで今回は2つの「共通点」と「違い」、「どっちがいい」のかを調べてみました。
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同じ製品なのでパッケージはそっくりです。
塩分35%カットというのは赤ちゃんによって良い点です。
これはどちらの製品も同じです。
裏面のパッケージもほぼ同じです。
原材料が「カルシウム入り」の方はミルクカルシウムが入っています。
「鉄分入り」の方は「ピロリン酸鉄」が入っています。
ただ、他の原材料については大きな違いは無いようです。
次は中身のチーズです。
「鉄分入り」も「カルシウム入り」も見た目は全く一緒です。
中身を出されて目の前に置かれたら、どっちがどっちかわかりません。
(ちなみにこれは「鉄分入り」ですw)
成分表
「鉄分入り」
- エネルギー:43kcal
- 炭水化物:0.2~0.6g
- たんぱく質:1.4g
- 糖質:0.1~0.5g
- 脂質:4.0g
- 食物繊維:0.1g
- 飽和脂肪酸:2.5g
- 食塩相当量:0.18g
- カルシウム:31mg
- 鉄:0.72mg
「カルシウム入り」
- エネルギー:41kcal
- 炭水化物:0.2~0.7g
- たんぱく質:1.3g
- 糖質:0.1~0.6g
- 脂質:3.9g
- 食物繊維:0.1g
- 飽和脂肪酸:2.4g
- 食塩相当量:0.17g
- カルシウム:120mg
量は別として「鉄分入り」にはカルシウムも入っています。
「カルシウム入り」には鉄が入っていません。
どっちがいい?
どちらの商品が良いのでしょうか?
その前にまずそれぞれの栄養素が不足するとどうなるかみてみたいと思います。
鉄不足になると?
赤ちゃんは6カ月をすぎた頃から鉄欠乏を生じやすいともいわれています。
鉄分不足になると、注意力持続時間の低下、周囲への無関心、認知能力の低下などを引き起こすとされています。
カルシウム不足になると?
成長著しい赤ちゃんですが、カルシウムは、骨や歯を形成するのに必要不可欠です。
骨や歯以外にも神経や筋肉を調整する働きなども持っています。
これらが不足すると当然発育に問題が生じます。
うーん。
どっちが不足しても問題ですね…。
ではこの「鉄」や「カルシウム」は不足しがちなのでしょうか?
次に、赤ちゃんが一般的に不足しがちと言われる栄養素はについてです。
不足しがちな栄養素
赤ちゃんが不足しがちな栄養素として「鉄」と「カルシウム」と「ビタミンD」などが挙げられるそうです。
だから、このチーズに「カルシウム」と「鉄分」が入っているんですね。
必要量
次に、赤ちゃんに必要な「鉄」と「カルシウム」の量です。
1~2歳の必要な
鉄分の推奨量の目安は男の子が「4.5mg/日」、女の子が「4.5mg/日」とされています。
カルシウムの推奨量の目安は男の子が「450mg/日」、女の子が「400mg/日」、
(参考:厚生労働省)
さいごに
どちらの商品でもカルシウムや鉄はこれだけでは十分ではありません。
ですので、他の食事でしっかり栄養素を取る必要はありそうです。
個人的には「鉄」も「カルシウム」両方の栄養素が入っている「鉄分入り」が良いと思います。
ただ、他の食事状況にもよりますので、与えている食事が鉄分が多いなという場合は「カルシウム入り」の方がいいと思います。
この辺りはご家庭の食事状況に合わせて選ぶのが良いかと思います。
(細かい量が分からないならやはり両方入っている「鉄分入り」が良いかと)
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